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トレーサーガスを用いた拡散実験の応用
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1997年、京都議定書において地球温暖化物質が指定されたのを受けて、1998年には「地球温暖化対策の推進に関する法律」が制定されました。この法律では、温室効果ガスとして、二酸化炭素、メタン、一酸化二窒素、ハイドロフルオロカーボン(HFCs)、パーフルオロカーボン(PFCs)、六フッ化硫黄(SF6)の6種類が指定されました。
当社では、従来、拡散実験に使用されていたSF6の代替ガスとしてパーフルオロメチルシクロヘキサン(PMCH)を用い、高感度微量分析(ppt、10-12:一兆分の一)による拡散実験を可能にしました。
PMCHもパーフルオロカーボン(PFCs)の一種ですが、政令で指定されている物質には該当しません。また、実験に必要なガスの発生量は従来使用していたSF6の1/1000以下と極めて少ないため、PMCHを拡散実験に用いた場合でも、地球環境に与える影響は小さいものと考えられます。
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| 分析装置(GC/MS法) | 分析チャート及び検量線 |
代替トレーサーガスによる拡散実験
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| 長さ30mの擬似トンネル内における拡散実験 |
分析結果
本実験は、代替ガスの微量放出による拡散実験の実用化を目的として、基礎的項目を確認しました。
- 分析に必要なトレーサーガスの捕集量、発生量と濃度の関係、同一地点での複数の試料の比較(分析精度の確認)を行いました。
- 擬似トンネル内の軸方向の濃度はほぼ一様で、大気質の濃度分布と同様な傾向であることが検証されました(若干の濃度変化は、擬似トンネル内の風速の変化などの影響を受けているものと考えられます)。
この結果、代替ガスの微量放出による拡散実験は、実際に、現地における本実験に活用できることが確認できました。
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